育成担当者が語る、
営業総合職の育成プログラムと
その目的
育成担当者に営業所長昇格までの3年間の育成プログラムで
何を学んで欲しいかをインタビューしました。
長澤 悟Satoru Nagasawa
人材開発本部 課長(取材当時)
基礎研修は人間形成の場、
“人間力”をもった人を輩出したい
私たちが人材の育成に時間をかけるのは、営業所長のもとには部下であるお客さまアドバイザーがいて、その先には常にお客さまがいるからです。営業所長の能力や器量は、組織の生産性を左右するだけでなく、お客さまアドバイザーの心の充実度や満足度に大きく影響します。
お客さまアドバイザーがモチベーションを高く維持して「生命保険営業」に従事する体制・風土を形作るのは、営業所長の人としての魅力、“人間力”にかかっているといっても過言ではありません。“人間力”とは人の気持ちを理解し、人のために力を尽くす、「フォー・ユーの精神」を発揮できる能力を指します。そうした能力や心をもった人間を輩出していきたいと考えています。
したがって、3年間の研修は、単に営業手法や営業所運営についてのみ学ぶ期間ではありません。特に、最初の3ヵ月間の基礎研修は重要です。生命保険の役割を理解し、生命保険営業に誇りをもつこと、そしてしっかりと自分と向き合い、自分自身を磨き、“人間力”をアップさせてもらいたいと思います。
「お客さま基点」を実践するための
“人づくり”に全力で取り組む
私たちは業務のみならず、業務外の普段の生活も人間形成の場と考えています。
そのため、育成プログラム中は研修実務のみならず、物事の考え方や規律、あいさつ、マナーなどに関しても徹底した指導を実施しています。
3年間の育成プログラムは、「営業所長を目指す人材として」はもとより、「人のためになる人間を育成するため」にあります。現在、フコク生命は、「お客さま基点」を実践できる“人づくり宣言”を打ち出しています。フコク生命の“人づくり”が目指すのは、一人ひとりの職員が「自発」「独創」「利他」の3つの要件を身につけた「人」に成長すること。
そして、すべての人が働きがいを持って「お客さま基点」を実践できるよう、個としての成長を促す環境や場を作ることです。徹底した差別化を生み出していく源泉は「人」にほかなりません。
研修を通じて“人づくり”を力強く進めることで、「お客さまから最も評価される会社」となることを目指します。