厳しいハードルもあった、悩み苦しみ、挫折感も味わった。
その経験のすべてが人間としての成長の糧だった。
今、「お客さまアドバイザーとともに」営業所の深化に挑む。
山野 圭介Keisuke Yamano
大阪南支社 八尾桜ヶ丘営業所長
(取材当時)
2006年6月入社、大阪府出身。大学卒業後、宝飾関連の企業に就職。販売、営業などの仕事に従事した。結婚を機に、福利厚生などが整備された安定した企業への転職を考えるようになる。そして、フコク生命の面接で出会った支社長の人間的魅力に圧倒されて、入社を決意。入社後、川西営業所配属、2007年7月同営業所所長補佐、2009年1月寝屋川営業所長、2012年4月より現職。学生時代は野球、空手、剣道に打ち込んだスポーツマン。最近、ゴルフを始めた。家族とのドライブも楽しみのひとつ。
朝礼前
出社、朝礼準備
営業所のカギを開けるのは営業所長の役割。デスクにつき、パソコンを立ち上げ、朝礼の準備を始める。
9:30
朝礼
前日の成果発表は採用実績の報告などに加えて、税金や金融など営業で使える話から、お客さまアドバイザーの成功体験まで豊富な話題を提供。
10:00
出発前管理、新人研修
出発前管理はマネージャーに任せ、新人の研修に時間を割く。入社1年未満のお客さまアドバイザーを対象に、お客さまへのアプローチや話し方など、実践的な営業研修を実施している。
11:00
お客さまアドバイザーに同行
新人研修の一環として生命保険募集活動に同行。訪問先に着くまでの時間と訪問を終えた後の時間では、何気ない会話を通じて、相手の心情や気持ちを探り、悩み事などを把握する。
14:00
お客さまアドバイザーの採用面接
お客さまアドバイザーの採用は、営業所の成績向上、発展のために不可欠であり、営業所長の重要な任務のひとつ。仕事への意欲のある人に対して面接を行う。
16:00
帰社管理
一日の活動を終えてお客さまアドバイザーが戻ってくると、活動報告を受ける。お客さまアドバイザー退社後は、情報を整理し、翌日の朝礼の準備をして、帰途に着く。
2006年6月
入社 淀川支社
大きな不安を抱えての入社だったが、持ち前の負けず嫌いの性分を発揮、生命保険募集活動に取り組む。
2006年9月
〜11月
基礎研修
研修中に行われる生命保険募集の成績は良くなかったが、切磋琢磨し合う心許せる同期が支えだった。
「楽しかった研修」という実感も同期の存在があったからこそ。
2008年2月
〜10月
淀川支社 淀川中央営業所 所長補佐
主に新人の育成を担当。お客さまアドバイザーとのコミュニケーションの重要さを痛感。
その体験は今の仕事に大いに役立っている。
2008年11月
〜12月
淀川支社江坂営業所 所長補佐
営業手法に関する意見の相違で、初めて上司とぶつかり悩みに悩んだ。
尊敬する支社長の励ましの言葉で、自分を信じることの大切さを知った。
2012年4月
〜2015年3月
大阪南支社 八尾桜ケ丘営業所長
赴任して1年目、営業所としては4年ぶりとなる年度計画(目標実績)を達成した。
お客さまアドバイザーの陣容の拡大を図るなど、2年連続の年度計画達成に向け奮闘中。
支社長、トレーナー、同期の仲間、いつも心強いサポートがあった。
厳しい局面を乗り越え、営業所長へ。
私がフコク生命への入社を決意したのは、面接で出会った支社長の、愛情溢れる人としての魅力に強く惹かれたからです。「こういう人が支社長になれる会社は素敵」だと思えたのです。そこから、生命保険業界に興味をもち始めました。生命保険というカタチのない商品を売るには信用こそが重要であること、また、フコク生命には自信をもって販売できる優れた商品を有していることなど、確かなやりがいを手にできると感じたのです。大きな希望をもって入社したものの、基礎研修時の生命保険募集活動の成績は下から数えた方が早いほど。自信のもてなかった私を、同期やトレーナーがサポートしてくれたおかげで、厳しい局面も乗り越えられたと感じています。
所長補佐時代は貴重な時間でした。お客さまアドバイザーとのコミュニケーション、人間関係の大切さをあらためて実感。心がけたのは、一対一で会話する場を作り、相手を深く理解すること。その姿勢が営業所運営に不可欠であることを学びました。またこの時期、営業活動のあり方に関して上司と意見が食い違い、大いに悩んだことがあります。そんなとき、面接で出会った支社長から「信じた道を進め」と励まされました。涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。その直後に営業所長の辞令を受け、当時全国で最年少(26歳)の営業所長となりました。
営業所長として初めて赴任した営業所で、味わった無力感と挫折感。
その試練を乗り越え達成感を手にした。
最初に着任した営業所は、お客さまアドバイザーの数も少なく、業績も低迷していました。私のミッションはいうまでもなく、業績の回復です。そのために私が取り組んだのは、お客さまアドバイザーの数の拡大と育成。積極的な採用活動と並行して、機会を見つけて研修を実施し、お客さまアドバイザーの営業活動にも日々同行、文字どおりがむしゃらに取り組みました。ところが数ヵ月後、大量の退職者を出してしまったのです。無力感に打ちのめされ、この仕事を辞めようと思ったほどの挫折感を味わいました。しかし、冷静になって振り返ってみると、自己満足に終始し、空回りしていたことに気付きました。お客さまアドバイザーの真の理解と納得を得られなかったのです。
そして再度、立て直しにチャレンジ。お客さまアドバイザーに仕事への意識を高くもってもらうため、核となるマネージャーを増やし、組織の再構築を進めました。また、営業ツールにも、自分なりの工夫を施し提供しました。そうした取組みの結果、「営業所のために」という風土が醸成され、業績は大きく向上したのです。
常に心がけていたのは、「お客さまアドバイザーとともに」という意識。嬉しいことも辛いことも、お客さまアドバイザーと分かち合うこと。それが営業所長の原点だと思いますね。
すべては自分の双肩にかかっている、一国一城の主としての責任とやりがい。
魅力溢れる人間に成長し、支社長を目指す。
現在、営業所長を務める八尾桜ヶ丘営業所は、過去に数々の実績を残してきた名門と呼ばれる営業所です。辞令を受けたときは嬉しさとともに、大きなプレッシャーも感じました。私が赴任したときは、名門といえども業績は低迷していた時期。目標とする実績を達成するのが私に与えられた使命でした。そのために、これまでの経験を活かし、組織力の強化を進めました。少人数編成の班を増やし、マネージャーとお客さまアドバイザーの関係性を強くする体制を整えました。それによって、個々のお客さまアドバイザーが「必要とされている」実感をもち、「モチベーション高く取り込む」意識を醸成することが可能だと考えたのです。私の試みは奏功し、目標とする業績を達成することができました。今は2年連続達成に向けて奮闘中です。 最近、心がけているのは「お客さまアドバイザーとともに」という原点に立ったうえで、ぶれずに自分の信じた道を邁進すること。時には、周囲とは一線を引き、意見や提案を突っぱねる厳しさも必要だと感じています。営業所長は、いわば一国一城の主、すべては自分の双肩にかかっています。責任が大きい分、やりがい十分の仕事と実感しています。将来は、面接で出会った支社長のような魅力溢れる人間に成長したい。そして、40代で支社長になるのが目標です。